「人の前で顔があかくなるのが止まらない?」社交不安障害の症状と克服法とは?

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鈴木
どうも。メンタルへルス専門家のOGURI鈴木です!

「人前に出ると顔が赤くなってしまって緊張する」ということはたくさんありますよね!!
他には胸がどくどくしたり、呼吸がはやくなってしまったり。

こういったことは誰でもあることですが、このような症状が行き過ぎてしまうと、「もはや人とは関わらないほうが、自分はこんな目に合わないだろう」と考えて、人とのかかわりそのものを避けるようになってしまいます。

このように社会活動や日常生活そのものに、大きく支障をきたしてしまうことを社交性不安障害と言います。

本記事では社交性不安障害の症状や克服法について書いていきます

この記事を読むことで

社交性不安障害とはどういう症状を引き起こすのか

原因はどういうことで起こるのか

治療法や克服法はないのか?

という部分を具体的にイメージしてもらえるようにレクチャーしていきます!

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社交性不安障害の主な症状とは

では社交性不安障害とはいったいなんでしょうか?

とっとこヤギ太郎
うわ。あの人に嫌われてしまったらどうしよう。嫌だなあ。嫌だなあ。

と、思うことから社交性不安障害は始まります。このような不安が私達に身体的な障害を引き起こしてしまうようになります。

1,手の震えなどの身体的症状の出現

私達が、人前で緊張した際には顔が赤くなってしまうことがよくありますよね。

「人から嫌われたらどうしようかいな」という不安が強くなることで私達の身体症状は起こされてしまいます。

具体的に言うと

顔が赤くなる

人前のスピーチを前にするとお腹が痛くなる

呼吸がはやくなり、声が震えてしまう

反射的に顔が引きつってしまう

身体が震える

などが不安によって、を引き起されてしまいます。

鈴木
私もこのような身体症状の経験を持っています。人前にすると緊張してしまい、顔が引きってしまうようになってしまうのです。そんな状態でしたから、なかなか人と関わることがおっくうになるときもありましたね。

 

人からからかわれることにより悪化することが多い

対人関係の不安に伴う身体の症状は、人の注目の的になりえることがあります。

例えば、顔の赤い人がいたとして、

とっとこヤギ太郎
さくらんぼさくらんぼ
とからかう人は中にはいます。

赤面症の人は指摘されたことを気にして余計に顔を赤くしないように気を付けますが、余計に赤くなってしまいます。

とっとこヤギ太郎
人と話すとお腹がなるんだ。ぐーぐー
鈴木
あははこいつお腹がなっているぞ。あははは
とっとこヤギ太郎
えっ。そんなことないよ、、(余計にお腹がなってしまう)

2,予期不安を覚える

人と関わることや、「否定されたらどうしよう」という不安から、「顔が赤くなる」などの身体症状が出現するとお伝えしてきました。

私達も経験がありますが、この身体に起こる変化はものすごく嫌で嫌でしかたがないですよね!

例えば顔が赤くなったり、震えたりすると私達そのものが嫌な気持ちになってしまいます。
→しかもこういう身体症状は周りの人から指摘をされたりすることが多く苦痛になってしまいます。

身体症状出ていて不安が強い時は、相手とのコミュニケーションがうまくいっていないと感じるようになります。→自分は失敗ばかりしているような気分になります。

このような経験がもとで、私たちは知らず知らずのうちに「人と話すことで、またあの症状(顔が赤くなったり、呼吸が震えたりしたらどうだろう」と予想して不安になってしまいます。

これを予期不安と言います。

3,回避行動をとる

人と話すと→嫌われたらどうしようと不安になる→顔が赤くなってしまったり、手が震えたり身体症状を起こす→コミュニケーションがうまくいかないと感じる→次も人と話すときに顔が赤くなったりしたらどうしようと悩んでしまう(予期不安)

このような一連の流れをお伝えしてきました。

すると、私たちは社会生活そのものを避けるようになってしまいます!!

私も「人と会う時に顔が引きつってしまえばどうしよう」と予期不安を覚えることがありますが、社交性不安の人はこの予期不安がかなり強くなっている状態であるといえます。

「きっと顔が赤くなって人から嫌われるに違いない」と先の未来を想像して強迫的になってしまっているといえます。強迫とはある考えが頭について離れないような状態を言います。一種の強迫性障害と考えてみても良いかもしれません。強迫性障害がわからない人は強迫性障害のまとめという記事で、紹介していますので参考にしてください。

回避を選んだ会社を休んだり、引きこもりになってしまう

「もういいんです。会社になんて絶対に行きません」と休職をしてしまいます。
時には「絶対に人と話さない」と人と関わることそのものを拒否するようになってしまいます。

これがまさに社会的不安障害と呼ばれる所以です。

障害というレベルにまで至るには社会生活に大きく支障をきたしている!ということが前提条件になります。

うつ病にも発展しやすくなる

常に予期不安を感じてしまい、人と関わることそのものに苦痛を覚えてしまうことになる。しかも頑張って関わってみたけど、コミュニケーションはうまくいかない。

仕事はしたいんだ!でも「顔が赤くなったら」という不安が強すぎて絶対に外出する自信がないもう自分はどうしようもないんだ!

このような経験を何度も繰り返しているとストレスが強くなり、いつの間にかうつ病を発症していることも少なくはありません。

アドラー心理学をもとにした著書。嫌われる勇気では

人との関係がストレスのすべてである

と述べていますが、いかに人との関係に関連するストレスがいかに強いかがわかります。

 

社交性不安障害を引き起こす原因

社交性不安障害を引き起こす原因ですが

1,脳内物質のバランスの異常の仮設(セロトニンやドーパミン)

2,脳の扁桃体の関与

3,その人の持つ性格的気質

 

と考えられています。

1,脳内物質バランスの異常

私たちは、脳内物質としてセロトニンやドーパミンの物質を有していますが、それらのバランスを崩してしまうことにより、不安障害が起こるのではないのかという仮説がとられています。

セロトニンは安らぎや安心を実感するホルモンであり、このセロトニンが不足してしまうとうつ病にも発展すると言われています。
詳しくは冬の時だけ調子が悪くなってしまう冬季うつ病について詳しく説明していますので、ぜひ参考にしてみてください。

そのために薬物療法として、SSRIが用いられることになります。SSRIは脳内のセロトニンを増やすために用いられます。強迫性障害にも効果があるとされています。

2,脳の扁桃体の関与

私達の脳の一部には扁桃体という機関が存在しています。
この扁桃体は快や不快を見分ける力を持っています。

予期不安を考えていると、扁桃体は「不快だ。不快だ。」と興奮し続けることになってしまいます。
その波長が自律神経系に伝わり、発汗や赤面症をおこすという説があります。

詳しくは扁桃体を鍛えて扁桃体を鎮める方法という部分で説明していますので、ぜひ参考にしてみてください。

3,その人の持つ性格や気質

どのような人が、不安障害を引き起こしやすいのでしょうか

どのような神経質傾向(不安になりやすい傾向)が強い方がなりやすいとされています。特に、森田神経質(内向性、過敏、心配性、理想主義、完全主義など)という性格傾向を持つ方は社会不安障害に陥る危険があると考えます。一方で、遺伝的要因も考えられています。

人形町メンタルクリニックより引用

森田療法を考案した精神科医師森田医師が定義した性格を森田神経質と言います。

 

内向的・・・・自分に自信がなく表現せずに自分の中にため込んでしまう

過敏・・・・・人が自分の噂を言っているんじゃないか些細なことで反応してしまう

心配性・・・・これからこういうことが起こるのではないか?というようは予期不安が強い人になります

完全主義・・・寸分の狂いも許すことができないといいます。ようは、「自分の顔が赤くなるなんてありえない」と、その症状を否定してしまう人もいます

確かにさらっと受け流す人の方が不安障害にかかる人は少ないでしょう。

また、余談ですが、遺伝の要因もあるのではないかと仮説がとられています。
強迫性障害の場合、両親のうちの誰かに強迫性障害であったとおいう家族歴が指摘されていることもあります。

詳しくは強迫性障害の原因という記事で書いていますのでぜひ参考にしてみてください。

 

 

社交性不安障害の克服法とは

社交性不安障害にはどのような克服方法がとられているのでしょうか以下に記述していきたいと思います。

1,薬物療法

先ほどにも述べましたが、不安障害の原因が脳内伝達物質のアンバランスによるものであると仮定が立てられているために、それに伴う薬物療法が治療として使われます。

また自律神経症状である胸のドキドキにも対応することを目的として使われます。

SSRI・・・脳内物質のセロトニンを増やす目的で使用されるお薬です。
副作用などについては強迫性障害の薬物療法で詳しく記述しています。

Bブロッカー・・・胸のドキドキを抑える薬としてBブロッカーという薬が使われることがあります。
これは、頻脈の治療などに用いられていますが、胸のドキドキを抑える目的として使われるようになっています。

2,認知行動療法

認知行動療法とは、頭の中に自動的に浮かんでくる癖を行動を変えることによって、修正を図っていこうとする療法のことです。

人の多い広場に出る→胸がざわざわと苦しくなる(不安と身体症状)→逃げる(行動)

という一連の流れであったとして、

認知行動療法において暴露反応回避法という技法が使われます。

人の多い広場にあえて出てみる(暴露)→やっぱり胸がざわざわしてくる(不安と身体症状)→あえて逃げずにその場にとどまる(反応回避)という行動をとるようにします。

そうすることで、自然と胸の中の不安が消えることを実感することで成功体験を身に着けていくというものです。→詳しくは強迫性障害の認知行動療法という記事を参照してみて下さい。

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3,森田療法

不安障害の克服法として森田療法があります。
たとえば大事な出番が待っているとして、胸がドキドキすることを抑えようとした経験はありませんか?
そういったとき、私たちはむりくりドキドキを鎮めようとします。

「ドキドキよとまれ。とまれ。」という風にです。

そうするとドキドキが止まればいいのですが、ぶっちゃけ止まることはありませんよね?むしろドキドキがより一層強くなっていることに気づくはずです。

森田療法では嫌な感情を無理やり抑えようと手をやくことを「とらわれ」として表現しています。
そのため、あえてとらわれにこだわるのではなく、目的を持ち、そのこと力を使うようにとすることが森田療法です。

例えばあなたは人と仲良くなりたいという目的を持っている。

人と話すと赤面してしまう→赤面を抑えようとせずにもっと別の手段を考えて人と仲良くなれるように考える

会話の内容を楽しくする,ジェスチャーを用いてみるなど。

以上です!最後までよんでいただきありがとうございました!

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ABOUTこの記事をかいた人

kenji

ユニクロのウルトラライトダウンが極めて大好きな31歳。 赤色が好きですが、性格は極めて内向的です(笑 ブログの世界ではわりと自分の考えが表現できるので、みんなの役立つようなコンテンツ作成していきますのでよろしくお願いします!!