どうもメンタルへルス専門家のOGURI鈴木です!
この記事は強迫性障害っていったいどんな症状を起こすのかということを書かせていただきました。
この記事を読むことで

うつ病になった人があるなら、不安が本当に強くて『何もやる気が起きない』といったような落ち込みの症状を経験することが、少なくはないでしょう。
本当に辛いですよね。本当に不安で不安で仕方がないことは私も経験あります。
うつとは別に不安を超えて何度も何度も同じ行動をしてしまう人がいます。
手を洗うがいつまでも汚れが落ちていないように感じる。だから、手を何度も何度も洗ってしまう。
家に鍵をかけたのも何百回も確認したはずなのに、家を離れてしまうと、「鍵をかけていないんじゃないか」とまたまた気になって仕方がない。大事な用事をしているのに家に戻って確認している。
不安はたくさんなのに、一見うつ病とは違った症状で、うつ病と似通っている部分がある。そういう場合もしかしたらあなたは強迫性障害という立場にいるのかもしれません。
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Contents
強迫性障害の日常生活における具体的な例
強迫性障害という言葉自体難しいのでイメージしやすいように具体的な例を、あげさせてもらいます。
人に触ることができない。なぜならば汚いから。だから常に手袋をしている
手を洗っていても汚れが落ちていないんじゃないかと気になってしまう。そのために手を何回もひどい時は何時間も洗っていないと気が済まない。
実際に行動してしまったり、
ガスの元栓を切ったのか、何時間も確認してしまう。実際に外出したが、頭の中にまた同じことがよみがえってくる。だから、仕事を中断してガスの元栓を見に行ってしまう。
「自分はとにかく100点をとらないといけない」と頭の中で決め込んでいる。95点をとってしまい、「これではだめだ」と絶望の淵に落とされてしまう。
何点かあげましたが、ここでポイントになるのは
明らかに日常生活をきたしているということです。私たちの中にもこだわりなどはありますが、強迫性障害はその度をすぎていることは間違いありません。
人からみていれば「なんだこいつ」と映ることも本人からしたらめちゃくちゃしんどいということはわかりますよね。常に心を消耗し続けているのがわかります。
気付いたら強迫性障害からうつ病を合併しているということも少なくはないのです。
強迫性障害の主症状となる強迫観念と脅迫行為
上では具体例をあげましたが、強迫性障害の主症状には強迫観念と、強迫行為との主に2つの症状があります。
強迫観念とは、その考えが頭から離れないことを指します。自分でも本当は「あまりにもありえないんじゃないか」という気持ちを頭の片隅の考えに持っていたとしてもその考えは、ずっとついて離れないことをいいます。
強迫行為は、強迫観念からうまれた不安から「こうしないといけないんじゃないか」という気持ちのもとから生まれる行動を指します。
不潔恐怖と洗浄・・・自分の手は外気に触れており、とにかく汚れているんじゃないかという考えが頭の中からとにかく離れない(強迫観念)→とにかく手を洗い続ける、外に出るときは清潔手袋をしないと気が済まない(強迫行為)が生じる
確認行為・・・ガスの元栓をしめたはずだけど本当は締めていないんじゃないか(強迫観念)→ガスの元栓をしめたかどうか、仕事の合間でも早退してでも見に行く(強迫行為)
加害者の意識・・・「自分は悪いことをしているに違いない。きっと日本中で話題になっているはずだ」(強迫観念)→ニュースや警察にかけこみ、自分の罪を無理やりにでも確認しに行こうとする(強迫行動)
このようにあるやりすぎた考えが頭の中から離れず、その不安をぬぐうかのように、ある一定の行動を繰り返すことを繰り返すわけです。
上の例にもあげた中にも、数字に対するこだわり(必ず、3個は家具が配置されていないといけないなど)、ルーティンのこだわり(自分は絶対に、何時までに寝ないといけないそうしないと絶対に悪いことがおるんだからという考えなど) 物の形や配置のこだわり(絶対に□に統一しないといけないなど)
日常生活における様々な場面で、強迫観念がその人の中で遅いかかってくるのです。
とにかく本人の中で重要であるのは強迫観念や行為が出ることにより
- 明らかに日常生活に支障をきたしてしまっていること
- 本人自身が不安や恐怖を抱えながら毎日を生きているということ
この2点は必須になるでしょう。
強迫性障害の診断をするには?

という疑問に答えるとすると、
強迫性障害の診断としてエールブラウン強迫観念強迫行為尺度というものが存在します。
これは、質問に答えることによって、強迫性障害の症状を数値化し、それを客観的に分析することができる。意義の高いツールになっています。
ここのサイトで無料診断することができるので、思い当たる人は試しておく必要性は高いでしょう
→αメンタルへルス
自分の症状を振り返り、客観性数値を見て思い当たる人は、心療内科等の受診が必要になるでしょう。
原因と治療法について
ここのページでは詳しく説明しませんが、原因としては脳内のセロトニンやドーパミンの分泌異常が原因として関係していると言われています。
脳内のセロトニンを増やすためのSSRIによる投薬治療が有効とされています。
詳しくは強迫性障害の薬はどういうものがあるの?という記事で詳しく説明をしていますので、ぜひ参考にしてみてください。
「そうなんだ。いままで私の潔癖症な性格が原因だと思っていたわ。じゃあ薬を飲めば。その癖もきっとなおるんだね!」と安心した人もいるかもしれませんが。
薬による治療と、自分の考えの癖を修正していくという治療も必要になってきます。
これは認知行動療法といって、自分の思考や考え方の癖に気づき修正をかけていくという治療方式がとられるのです。
詳しくは違うページで説明をしていきます。
強迫性障害というのは本当に辛い疾患
『強迫性障害は本当に生きているだけで自分を消耗させる本当に大変な疾患だな』って個人的には思います。だって、常にこうしないといけないという不安が頭から離れないんですよ!!
まるで頭の中に悪いことをささやいてくる悪魔がいるとして、それが頭の中で暴れまわっているような感覚になるのではないのでしょうか?
その悪魔をあなたは、必死で払おうとします。そして払うためにしていることが何かというと「必死に手を洗う」というような強迫的な行動になります。
必死で払って払って一生懸命なあなたを、周りの人は心配してくれる人は少ないです。
なぜならばあなたのその行動が奇異に映るからです。
「あいつまたへんなことをしているわ」って軽蔑の目で見ていることが少なくはありません。
辛いのは本当に本人だから。だからこれを見て悩んでいる人は病院に行ってしっかりと治療を受けてください!!私は味方ですから!
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まとめ
強迫性障害の症状としては2点
強迫観念(ある考えが頭の中から離れないこと)
強迫行為(強迫観念からくる不安をかき消そうとして、持続的にとる行動)
のことを指します。
自分が日常生活に支障をきたしている、常に自分の心がすり減ってしまっているという特徴が大きいです。
診断にはエールブラウン診断尺度を客観的特徴として用いる→aメンタルへルスなどでチェックすることができます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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