結論からいいますが、ほめるということも大事ですが、一方では励ますということが子どものうつを予防し、人生を変えるかもしれないということです!!
[voice icon=”http://kenji-depression.com/wp-content/uploads/2016/04/securedownloaddddd-e1460552310766.jpg” name=”鈴木” type=”l big”]その理由を本ページで書いていきますので、子育てをしている人は、ぜひぜひみてくれたら幸いでございます。[/voice]
Contents
最近はほめて育てるというがよくいわれている
子どもの育て方として、昔の時代は、「怒って教育する」ということが大きな風潮ではなかったでしょうか。
何か子どもが悪いことをしたときは、お母さんが「こらなにやってんのや!」と一括し、時には愛のむちを与えることがありました。
もちろん、家庭だけでなく、学校の先生も厳しい人が多かったと聞きます。
父は現在60歳ぐらいですが、「先生はみんな怖かったわ。よくどつかれたわ。」と話していました。
ほめる時代にシフトしつつある
[aside type=”normal”]そんな昔の時代は現代では変わりつつあります。
今では、体罰をした教師が訴えられたりと時代は変わってきました。
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いいか悪いかは別として、怒って教育するという考え方は変わってきましたね。
そんなこんなで「今はほめて伸ばす」という教育の方針が主流となりつつあります。
子どもをほめることで、良い行動が促進される
行動をほめることで、子どもはうれしいと感じます。
ほめられた経験から、ほめられた行動をよりとるようになります。
逆にほめられなかった行動は、次第に行動やめていくようになるということです。
良い行動をした→ほめられる→さらに良い行動をとろうとする。
悪い行動をした→ほめられない→悪い行動をやめる。
このようにほめることによって、良い行動は促進されて、ほめられないことで悪い行動は強化する方法がとられています。
それが行動分析学という考え方の一環です。
子どもはほめられようとうするから、前向きな理由にむかってほめてもらおうとします。
ほめてもらえることで、自信を構築し、うつになりにくい体質を身に付けることができます。
ストレスに強いともいえるかもしれません!
ほめることがみつからない場合
ほめることで、良い行動を伸ばし、ほめられない行動を減らすということが期待できます。
問題なのは、ほめるところがない場合です。
どういうことなんやほめることがないということは?
良い行動が見つけ出せない
それは、いたづらばかりしている子どもを想像してください。
このようにいたづらばかりしている状態であると、親はほめることを見いだせなくなってしまいます。
親はほめないから子どもは何が何だかわからなくなってしまいます。
そうすると、何が正しくて何が正しくないのかわからなくなってしまいます。
また、ほめることを見いだせない両親は、時にはイライラして子どもに怒ってしまうほうにシフトします。
「ちゃんと、しないといけないでしょ。」
「どうして思う通りに動いてくれないの」
そのように怒られてばかりで育った子供は自信や自己効力感を失ってしまいます。
そのような自信のなさは、これからの子どもの人生に影響していきます。
引っ込み思案な性格になってしまったり、行動力が極端に制限されてしまったりと日常生活に影響を及ぼします。
そこで、うつ病にもなりやすくなってしまいます。
言い換えるとストレスに弱くなるといえるかもしれません。
ほめることがない時はほめず励ましてみろ!
では、ほめるところがない時はどうすればよいかというと『励ましてみろ!!』ということです。
ほめるということは、良い行動をしたときは簡単かもしれませんが、良い行動が見えない場合はほめることは、限りなく難しいです。
[voice icon=”http://kenji-depression.com/wp-content/uploads/2016/04/securedownloaddddd-e1460552310766.jpg” name=”鈴木” type=”l big”]
私も新人看護師を見ていて、仕事の忙しさからほめるべきところを見つけられないこともあります。
というか、ほめる才能がないかもしれません。「ほめるんて難しいな」って感じています。
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しかし、励ますんやったらいつでもできるなあって今は思います。
励ますは誰でもいつでもできます。
具体的に励ますってどういうこと?
励ますとは具体的にどういうことでしょうか。
例を見てみましょう。
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「いつも努力している君なら絶対成功できるよ!」
「今回はあかんかったけど次は絶対大丈夫だよ!」
「絶対次は、あたりを引くよ!」
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このような例が励ましです。
ここで共通することは、励ましは未来の可能性を認めているということになります。
現時点で、ほめることがない人でも未来の可能性を認めることならできそうではないですか?
これを読んでいる人はほめる以外に励ますというバリエーションがあるということを知っておいてください!!
励ます大事なコツ
励ますことの大切さを言いましたが、ここで絶対に知っておいてほしいことがあります。
それは、励ましにもしっかりコツがあるということです!!
例えばはじめてあった人に対して
→あなたはきっと年収1億円稼げるひとになれると思うよ!と励ましたとします。
「なんでやねん!!」となると思いませんか?
あまりにも漠然としていてよくわかりませんよね!!
材料をしっかり見つける
ですから、励ましの材料をしっかり見つけてあげてほしいんです。
努力しているけど結果をなかなか残せない子に対しては
「こんなに努力しているんだからきっと成功することができる」と、材料をしっかりみつけてあげます。
いたずらばかりしている子に対しては一見ほめることは難しいかもしれません。
[aside type=”warning”] しかし、いたずらってすごいエネルギーを持っていると思うんですよね![/aside]
ですからいたずら好きの子どもを励ますときは、「そんなにパワーを持っているから将来はすごい人間のなるよ!!」と励ましてみましょう。
子どもの可能性を見つけてしっかり未来を認めてあげるという姿勢が子どもに可能性を持たせます。
自信を持たせ、ストレスにも強い体質、うつ病などにも強い力を形成することができるのです。
まとめ
ほめるにも、励ますにも共通することは、「その子のことを認めていく」ということです。
[voice icon=”http://kenji-depression.com/wp-content/uploads/2016/04/securedownloaddddd-e1460552310766.jpg” name=”鈴木” type=”l big”]「認められている」と感じる子どもは自信を身に着け、素晴らしい人生を歩んでいくんだぜ![/voice]