

「あの人は本当に何も気づかないのね。本当に馬鹿なのだから」となかなか気づかないことを鈍感と表現することがあります。
特に鈍感という言葉は日ごろからマイナスのイメージとして使われることがすごく多いのです。
しかし鈍感ならではの良い点『メリット』が実はあるということはご存知でしょうか?
本記事では、鈍感であることのメリットを紹介していきます。
人から「鈍感」と指摘されて悩んでいる人へみてほしい記事です。
鈍感であるほうが精神的ダメージを受けにくい。
メリットとデメリットのまとめ
というものをお伝えしていこうかと思います。
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鈍感であることのメリット
改めて鈍感というものの定義をしておきます。
名・形動]感じ方がにぶいこと。気がきかないこと。また、そのさま。「においに鈍感になる」「皮肉の通じない鈍感な人」⇔敏感
あらゆる物事の感じ方から、身体の調子までも鈍感で表現することができるのです。
例えば体が鈍感であるということは、毒を身体の中に入れても平気ということになります。
逆に敏感である場合は、少し化学繊維が混じってしまったものでも下痢になってしまったり、吐き気が起こったりもします。
「なるほど敏感すぎてもいけないんだな」ということが少しはイメージすることができたのではないのでしょうか?
それでは鈍感であることでどういうメリットがあるのかご紹介をしていきます。
①周囲を見てもあまり感じない
周囲の物事にあまり反応しないということが鈍感力のメリットしてあげれます。
例えば私の経験ですが周りの目を気にして自分の仕事ができていなくて気づいたら残業してしまうという事態に遭遇してしまうことがありました。
これは周りの物事に反応しすぎるあまり、自分の必要なことができてないということになります。
一方、鈍感であれば周りの物事にいちいち反応することはありません。
反応しないということは周りの雑音にいちいち耳を傾けなくてよいということになります。
②怒られてもへこまない(周りの言動に反応しない)
「おら。お前この前間違っていたぞ。何回も同じことを言わせるな」と上司から鬼の形相で起こられたとしても、朝起きるとケロッとしていられるというメリットがあります。
敏感であると、些細な一言でも過剰に反応してしまうようになります。
すると悩まなく良いことまで悩んでしまうという悪循環が生じてしまうことになります。
私も指摘されたことに敏感になるあまりに仕事に行きたくないという事態にまで発展してしまったことがあります。
③自分に必要な情報のみに得られる可能性が高い
敏感であるということはいろんな情報が外界から入ってくることになります。
「あれは?これは?あれも」というふうにいろんな情報を察知してしまいます。
そういう場合は目的があったとしてもたくさんの情報がある分寄り道してしまう可能性もあります。
一方鈍感でいられれば、目的があったとして一直線に進むことができるようになります。
ゴーイングマイウエイというやつです。
④自己表現ができる
相手のことばかり気にしていると自分のことをうまく発現することができないですよね。
しかしお酒を飲んでみたらわかると思うのですが、けっこう酔ってしまうと自分の気持ちをストレートに表現できることって経験した人は多いと思うんです。
これは脳がある意味鈍感になってしまった状態といえます(いいのか悪いのかは別として)
自分の気持ちをストレートに素直に表現できるという点で鈍感のメリットとして優れているといえます。
⑤危険を回避することができる
「うん、めんどくせーなとりあえず回避しておこう」というふうに、自分に関係ないことは良い意味でスルーすることができます。
例えば私が敏感であった場合「どの責任も引き受けなければならない」と自分の身にかかるものをすべて受けなきゃいけないって思っていたんですよね。
そうすると必然的に自分の負担が大きくなってしまいますよね。
⑥感情を流されないようになる
例えば敏感であったら、どうなるでしょう。常に周りの状況に反応してしまうわけですから、感情でみても「どうしよう。どうしよう。あれもしなきゃ。これも言われたしああ。」というふうに感情が常に揺れ動いている状態となります。
なんていうかめちゃくちゃしんどいですよね。
鈍感であれば「ふーん。あっそ」というふうになっているので、ある意味フラットな感情で物事をこなすことができるようになります。
余計なことを考えず物事をこなすので、ある意味最短ルートで達成することもできるかもしれません。
⑦根拠のない自信を持つことができる
根拠のない自信を持っている人って中にはいますよね。
「俺は絶対できる。絶対できるんだ」というやつです。
「なんであいつはとんでもない自信を持っているんだ。めちゃくちゃうらやましいわ!」その人を見て頭を抱えたこともあります。
でもその人はある意味何も考えていない鈍感な状態になっていると言えますが。
鈍感であることのデメリットとは
これまで鈍感であることのメリットをお伝えしてきましたが、逆に鈍感であることのデメリットは何かということをお伝えしていきます。
むしろ、メリットを見た人は同時にデメリットを浮かんできた場合もあるのではないのでしょうか?
つまり鈍感であることのメリットの表裏一帯であると考えることができます。
①周囲に反応しない分人の意をくみ取ることができない
周囲に反応することがないということは自分だけを見ている状態であると捉えることができます。
そうすると、知らない間に、相手の意図を組まないという危険性を秘めていることになります。
人の意向をくみ取り時には協力を必要とする場面でも、自分だけに集中していることで、上手くかみ合わないという現象が起こることがあります。
②人の指摘から自分の悪い癖を直すことができない
人のいうことを気にせずに仕事に打ち込めることができるということは非常に良いことではあるのですが、「関係ないや」と発言そのものをなかったことにする場合は大きなデメリットとなります。
相手の発言や指摘があっても聞き流したり忘れてしまうことで、上手く自分の成長に結びつけることができなくなるからです。
鈍感であることである意味自分の成長する機会を失う可能性があります。
③ある意味世間知らずになる可能性
情報に鈍感になるあまり、一つのことしか手段を選ぶことができないという事態になります。
特に今はIT業界などの進出で日進月歩で情報が変わるような時代です。
そんな中情報に無頓着であるとある意味世間知らずのようになってしまうのです。
「あれここはどこ?」と気付いたら裏島太郎のような時代になってしまいます。
④人を傷つける可能性がある
何も考えずに自己表現をしてしまう傾向が強いので、相手を時には傷つける可能性があります。
「○○さんってさあ。アンパンマンみたいだよね。顔が丸いから」と言われたらめちゃくちゃかチーンときますよね(笑
相手を無視した自己表現を行うことによって傷ついてしまう可能性があります。
⑤無責任に映ることがある
「うん。なんか危険そうだしこれはスルーしよう」と考えることはある意味防衛機制一種であると考えられますが、何事もスルーしてばかりであれば他人からは「無責任なやつだ」と映ることもあります。
例えばチームのミスがあった時は全体で責任を引き受けることが必要になりますよね。そこで「俺はしらねー」と鼻をほじっていたら「なんだこいつは」と映りますよね。
⑥冷たい人間のように映る
冷たい人間のように映ることもあります。
感情に流されないということは、表情を出さないと思ってもらったらいい。ようはポーカーフェイスということです。
そのため相手が期待するような反応を見せることができないために「この人冷たい」と誤解を受けることがあります。
⑦失敗するために突っ込んでしまうことがある
根拠のない自信は自分の行動力をあげるカギとはなりますが、特に後先を考えないで突っ込んでいくタイプであるとも考えれます。
「俺はできる」という根拠のない自信が裏目にでてしまい、気づいたらとんでもない失敗を起こしている可能性があるとは笑えない話になります。
メリット、デメリットを合わせてもぜひ私は鈍感になる力をつけてほしいと思う
散々長きにわたり、鈍感になることのメリットと、デメリットをお伝えしてきました。
「そこでいろいろ聞いたけど、結局どっちがいいんだよ。どっちもいいことないじゃないか」と考えた人もいるかもしれません。
しかし、私はメリット、デメリットを加味しても鈍感であることを強く勧めます。
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鈍感ということは自分の人生を生きられるということ
私自身経験がありますが、世界から、人から敏感になるあまりに自分の人生を生きられていないということが良く感じられていました。
仕事に行くと上司の顔ばかりを見ている。学校の成績は親のことを考えて残してきた。つきたくない仕事でも「家族のため」と考えて仕事をやめるわけにもいけない。
年金のことを考えて暮らさないといけない。世間体を考え就職先を決めないといけない。
・・・・
果たしてこんな人生が楽しいでしょうか?
もちろん人の助けになる、役に立つ人生を送るということはすごく大事なことです。
でも人や世間のことを気にしながら進む人生は自分で生きているとはいえません。
中にはそれがいいんだよという人もいるかもしれませんが。
でも私は自分の人生を生きたいと強く願います。
そのために鈍感になるということは人生を生きるための光になると考えています。
自分のことだけを考える。そういう視点もあっていいと思うんです。

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