あなたの家族が『被害妄想を持っている場合』の正しい3つの対処法とは?

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どうも!メンタルへルス専門家のOGURI鈴木です!

今回の記事は誰に向けて書いたかというとうつ病で被害妄想が強い家族さんへ向けて書いた記事です。

うつ病になると被害妄想という一種の確信的体験ということが起こりえます。

簡単に言いますと完全に信じ込んでしまい、もはや訂正することができないということになります。

そんな絶対的な思い込みである妄想をうつ病の人は持ちやすいと言われています。
特に、『自分は常に被害者である』という被害妄想を抱くことがあります。

 

本記事ではもしあなたの家族がうつ病の被害妄想をもっていたとして、その対処法をお話ししていこうと思います。

被害妄想はいったいどのようなものであるかを学ぶことができる

被害妄想の対応について学ぶことができる

という部分をイメージしてもらえるように、記事を展開していきます。

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うつ病の人が持ちやすい被害妄想はいったいどういうものなのか

「そもそも被害妄想はどういうものなのか全然分からないですたい」という人がいると思いますので、被害妄想のことを詳しく説明しておきます。

かんたんに言うと「一般的な常識で考えれば明らかにありえないことなのにも関わらず、本人がそれを信じて疑わない思い込み」のことです。 せせらぎメンタルクリニックより引用

まず妄想という部分を詳しく理解しておく必要があります。

例えば、妄想を持っている人がいて「ヤバイよ。目があった人に殺されるよ。どうしたらいい?どうしたらいい?」と恐怖を感じた人がいたとして、

他人である私達からすると「そんなのありえないだろう」と考えますよね。例え実際に事件に発展する確率は日常的に限りなく小さいでしょう。

 

しかし、他人から見てありえないような出来事を当人は信じ切っています。
つまり、本人は絶対的な確信を持っているのです。(間違いないと思っている)

 

そのために私達が「そんなことないよ」と本人に言い聞かせて安心させようとしても「なんで信じてくれないの。私が嘘を言っているとおもっているの?」と思考の訂正が困難なばかりか、その人を怒らせてしまう可能性もあります。

 

『自分は被害者だ』と信じてやまないのが被害妄想

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例えば、あなたが会社に行って挨拶をしようとしたとして、その人は挨拶を返してくれませんでした。

もしあなたが、被害妄想を持っておらず、気分もきわめて順調なのであれば「ああ。忙しかったんだな」と片付けることができます。

しかし、被害妄想バリバリの中での人はどういう風にとらえるかというと「私は嫌われたんだ。だからわざと虫をされた」と信じ切ってしまうわけです。

 

本当に攻撃されている場合もありますが、だいたい挨拶を返してくれない理由としては「挨拶されたが声を聞き取れなかった」とか「忙しかった」とかであいさつできなかったということが大半でしょう。

 

被害妄想を持っていると「無視された嫌われている。攻撃された」とその選択の一手しか持たないわけです。

また、無視された、攻撃されたという思考は「私を目の敵にしている」とか、「私を会社から孤立させようとしている」というようにさらに悪い方向へ考えが広がってしまいます。

 

「うつ病の人がどうして被害妄想を生じさせるのか」という原因

「ふん。被害を受けていると確信してしまうんだ。でも、うつ病の人って基本意欲をなくしてしまって、動けなくなったり考えられなくなるようなイメージなんだけど、どうしてそんな考えがでてきちゃうの」

と、疑問を感じませんでしたか?

 

確かにうつ病の人は意欲が低下してしまい、寝たきりになどの状態になりやすい印象があります。

結論から言いますと、うつ病になると気分が落ち込んでしまい悲観的な考え方になってしまいますよね。

その考えがある意味「自分は被害者だ」と確信的な思考を持たせてしまうのです。

 

この気分そのものが作用し、妄想にまで発展することを2次妄想と言います。
つまり、気分が落ち込んでしまう(抑うつ気分)が出てきてしまい、その気分に関連して思考が浮かんでくるということです。

※統合失調症などにおける妄想、「あの人は、私の家族に違いない」というような、根拠が全く分からない妄想のことは真性妄想と言います。

あなたの気分を振り返ってみてほしい

例えば、あなたの気分のことを一度考えてみてください。

日によって、何もかも上手くいっていて「よし。なんでもできる」という気分と逆にコンディションの悪化などで落ち込んでしょまう時というものがありますね。

 

そんな時に例えば人に挨拶をして、返事が返ってこなかったとして。

気分がいい時→忙しかったのかな?まあいいや。気にしない。

気分が悪い時→ええと、私は何か悪いことをしたのかな?だからあの人は起こっているかな?

と、気分というフィルターを通して、人の見方や出来事のとらえ方は変わることを実感してもらえると思います。

 

うつ病の場合は基本的に物事を悲観的にとらえることが多いです。

なぜならば抑うつ気分があるから。

その気分が妄想レベルにまで発展してしまうと「どうしておればかり被害者になるのだ」というふうに、もはや訂正そのものが効かなくなってしまいます。

※考えを変えることができる場合、例えば「私は被害者」だと、考え誰かに「そんなことないよ」と説得をしてもらった結果「そうなの。私の思い込みだったんだ」と考えを訂正できればそれは思い込みになります。

妄想の場合は考えそのものを変えることはできません。なぜなら確信しているからです。

被害妄想の人への3つの対処法

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では、もしあなたが家族だとして「被害妄想が本当にひどくて困っている」と考えていたとします。

そういう場合にどう接していけばよいか、対処法についてお伝えしていきます。

1,否定も肯定もしない

聞いたことがあると思いますが、妄想という確信的体験に対しては「否定も肯定もしない」ということが本当に大事な対応になります。

 

私が精神科看護師を始めて間もないころ、とても自分では信じられないような妄想を持っている患者がいて「そんなことはないですよ。大丈夫です」と言った記憶があります。

その人はしばらく私と目を合わせてもくれませんでした。

結論から言って「私のことを信じてくれなかった。こんなに訴えているのに」と、自分が信じ切っている気持ちを、否定してしまったからです。

 

ですから、妄想の内容を聞いたとしてもまずは受け止めなければいけません。「そんなことないよ」と頭ごなしに否定することはその人のことを否定することになります。

肯定もしてはいけない

「わかりました。否定してはいけないのなら、肯定をばんばんしないといけないんですね」と肯定に重きを置いてしまうかもしれません。

しかし、この考えも間違いになります。

 

例えば「あの人が私を狙っている」と言ったとして、「そうですね。狙っていますね」と言ったとしたら「ほらやっぱりあいつは狙っているんだ」と信じる気持ちに拍車がかかります。

 

ただでさえ確信をしているのに、肯定をすることで火に油を注ぐことになります。

 

「じゃあどうすればいいんだよ」と考える人がいると思いますが、結論から言いますと

相手の気持ちに共感することが大事になります。

どんな妄想を持っていたとしても

怖い

怒り

苦しい

などの気持ちが隠れていることに気づくはずです。

そんな気持ちに共感をしてあげることから始めてみましょう。
例えば相手が辛いという気持ちを抱えているのであれば「本当に辛いんだね」と声に出してみましょう。

 

2,抑うつ気分の回復を待ってみる

うつ病の人がどうして被害妄想を起こすのかという理由は、抑うつ気分から起こるということを前で話しました。

 

これは逆の意味を返すと

抑うつ気分が落ち着けば被害妄想も軽減されると考えることができますね。

「もし明日。仕事で仲間外れにされる」とつぶやいていたとしても日常生活に支障をきたしていない状況であればそっとしておくことも大事になります。

「そんなことないよ。仕事に行きたくないのはあなたのただの甘えでしょ」と頭ごなしにしかりつけることは絶対にやめましょう。

もしそんなことを言われたら「やっぱり信じてくれないんだ。私はどうしようもない人間だ」と余計に気分を落ち込んでしまうことは目に見えます。

 

大事なことは相手の気分を下げる方向にもっていかないことです。
妄想の話題から離れられない場合は「別のことをしてみない?」と気分転換を図ってみるということも大事です。

 

3,専門機関を一緒に受診する

「よしわかりました。今は辛いけど、あの人を気合で治して見せます。根気強く聞いて寄り添っていくようにします」と気合を入れるのは良いのですが、専門機関を受診することは大事です。

 

なぜならば、うつ病は病気だからです。気合ではなおりません。つまり、病院や心療内科を受けて投薬による治療が必要になることも多いのです。

 

薬物療法の種類

心の安らぎ、安心感などに関連するセロトニンに作用する薬・・・・SSRIなど

→このセロトニンに作用する薬は強迫性障害の治療にも用いられることがあります。
詳しくは強迫性障害の薬という記事を参考にしてみてください。

妄想に関連するドーパミンという脳内物質に作用する薬・・・・リスパダール、エビリファイなど

ここでは詳しく説明を省きますが、脳内物質を調整することにより、抑うつ気分や妄想という症状を改善させる可能性があります。

 

詳しい処方や用量副作用などは、主治医の指示を仰ぐようにしましょう。

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まとめ

長々と書いてきましたが、一番伝えておきたいポイントを説明しておきますと

 

妄想とは、確信した状態

被害妄想は「自分は被害を受けている」と信じ切っている状態

うつ病の場合は抑うつ気分から被害的な妄想が起こりやすい

対処法

1,確信している妄想の内容に対して否定も肯定もせずに関わるようにする

今その人が感じている感情にフォーカスしてみる

2,その人の気分を害さないようにする(抑うつ気分が軽快すれば、被害妄想も軽減する)

3,専門機関を受診する

 

ということになります。

長々とよんでいただきありがとうございました!

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ABOUTこの記事をかいた人

kenji

ユニクロのウルトラライトダウンが極めて大好きな31歳。 赤色が好きですが、性格は極めて内向的です(笑 ブログの世界ではわりと自分の考えが表現できるので、みんなの役立つようなコンテンツ作成していきますのでよろしくお願いします!!