強迫性障害の認知行動療法は具体的にどういうものですか?

無題の図形描画 (35)

どうもメンタルへルス専門家のOGURI鈴木です!!

強迫性障害の治療の一環として、認知行動療法というものを紹介させてもらいたく、記事をかかせていただきました。

本記事を見ていただくことで

鈴木
強迫性障害には具体的にどのように認知行動療法が作用しているのか具体的にイメージすることができる。

では実際に認知行動量の実際を見ていくようにしましょう。

 

認知行動療法(CBT)とはそもそもなんなのか?

そもそも認知行動療法というものはいったいどういうことか?と、聞いたことがはじめてという方もいるのかもしれません。
まずは、認知行動療法(CBT)というものはどういうことかを説明していきます。
認知行動療法とは

認知行動療法は、私たちの認知(ものごとに対するとらえ方)を修正することで、気分や行動を変化させようという治療法になります。

せせらぎメンタルへルスクリニックより引用

私たちは、考え方や思考の癖をたくさんもっています。
例えば、赤い車を見て『格好いい』だとか『変な車だな』と、いろんな考えが10人10色に浮かびます。

これは見た瞬間に意識もしていないのに考えが浮かぶということで、自動思考と言われています。
つまりこの自動思考というものが無数に私たちの中にあり、それが私たちの性格を作っているとも言われています。

私達の中にある認知の歪みを強制する

私たちは数々の自動思考を持っていますが、時折り、私達に日常生活に大きく影響を及ぼすことがあります。

強迫性障害であれば

自分でない人を見た瞬間

「この人に触ることは汚い。病原菌にかかって自分が病気になってしまう」と不潔への強迫観念が呼び起されるわけです。

そうなると、そのとりついた不安を拭うために

  • 人と一切関わりを持たないようにする
  • 手袋やマスクなど、なるべく触れないようにする

などの行動をとるようになります。(強迫行動)

強迫性障害の症状をもっと知りたいという人は強迫性障害の症状という記事をぜひ参考にしてみてください。

 

たびたび起こされ強迫行動はあなたの日常生活に大きく影響を及ぼすことになります。

例えばあなたはそんな気はないとしても、手袋をつけてじゃないと触れられないとか、手を触れた瞬間手を洗っている姿を見た他の人は良い気はしませんよね。

「なんだ。こいつ喧嘩をうっているのか?」と、誤解を生むことの方が多くなります。
そうなると、日常生活や社会生活に大きく影響を及ぼしますよね。

このように、あなたに悪い影響を及ぼす認知(人を見ると不潔に感じる,上司を見ると怖くて話ができない)などの自動的に浮かぶことを明らかに、考え方を変えることが認知行動療法の役割になります。

人を見て自動的に汚いと浮かぶ→人を見ても汚いと思わないというように思考の癖を変えるのです。
そうすることによって人を見ても不安は軽減されますし、実際に手袋なども用いることなく円滑に社会的生活を送ることができるようになるのです。

強迫性障害に使われる認知行動療法(CBT)には暴露反応妨害法が用いられる

実際に強迫性障害で用いられる認知行動療法の実際を見ていきます。

これは、暴露反応妨害法というものを用いることになります。

暴露・・・自分の恐れているものに向き合うこと

反応妨害・・・暴露によって起きる反応をあえてしないこと

この2つの言葉が合わさり、暴露反応妨害法は成立します。

例えば、あなたが『子どもは菌をたくさん持っているから、汚い』という強迫観念を持っているとします。

そんな強迫観念の中で子どもに触ってしまったとします。そうするとあなたは「触ってしまった。菌に感染してしまうんじゃないか?」と不安で仕方がなくなってきます。
→その不安を拭うためにあなたは身体中を消毒したり、手を洗って殺菌しようとするわけです。(強迫行動)

その強迫行動をすることであなたは、不安から逃れようとするわけです。

暴露反応妨害法ではあえて子どもに触ってみる

暴露反応妨害法では、あえて子どもから触るということから始めてみます。

暴露・・・不潔と思っている子どもに触ってみることなります。(避けていたことをあえて向き合うようにという意味です)

そうすると子どもに触ってしまったことに対して、猛烈に手を洗いたくなったり、消毒したくなったり不安をとるために、行動を繰り返すことになります。

その反応をあえてやめることにします。

反応妨害・・・『子どもに触り、不潔だから手を洗って消毒したい』という思いからくる行動をやめてみること(手を洗い、消毒すること)をあえてやめる

 

「あれ、手を洗わなくても大丈夫なんだ」と成功体験を身に付ける

あなたが『子供は病原菌をたくさん持っている』という自動思考を持っている場合、子どもを触ってもあえて不安から逃れるための手洗いをしないと反応を我慢することが暴露反応妨害法であるということをお伝えしてきました。

中には「そんなことをして何になるんだよ」と思った人もいるのではないのでしょうか?
しかし、だいたいの不安というのは時間の経過とともに自然と消滅してくると言われます。

あなたが子どもを触り「汚い」と思う気持ちは時間の経過とともに消えていくというわけです。
別に手を洗わなくても、「子どもが汚い」という気持ちは自然と消えていくと実感することが暴露反応法の実際となるのです。

実際に不安が消えていくのがわかるとあなたも「なんだ別に手を洗わなくても消毒しなくても、不安は消えていくんだ。実際私も病気にかんせんしていないじゃないか。」と安心と成功体験による自己効力感を得られます。

次第に療法を受けることによって、強迫的な思考は楽になっていくのです。」

できることから反応暴露妨害法を行い、徐々に自信をつけていく

じょじょにできること。あなたが徐々にできることから始めてこつこつと自信をつけていくということが、一つのコツになります。

例えば、不潔に対する恐怖をあなたが持っていたとして、『和式のボットン便所を使う』ということは、かなりのハードルが高いことになるでしょう。

洋式の最新式の便所を使うことの方が、ハードルが低いことがわかります。

そして、「何に対して不安を覚えるのか」「それがどの程度生活に支障をきたしているか」などの状況を調べる「モニタリング」を行い、治療者とともに検証します。その際、一般的には、不安や苦痛がどの程度なのかを「主観的不安尺度(SUDs)」を用いて数値化します。    小さなことが気になるあなたへより引用

つまり、不潔に対する恐怖を持っていて

ハードルがすごく高いなと思うことに対しては点数が高い

ハードルが低いなと感じることは点数が低いということを整理することから始めます。

例えばあなたが不潔に対する恐怖を持っていたとして

 駅の和式ボットン便所を使う  100点
 公園の土に触れる  60点
 人の手に素手で触る  20点
 最新式の洋式便所を使用する  10点

というふうにハードルの高いことを中心に点数化してみるのです。

そしてハードルの低いことから始めてみるのです。最新式の洋式便所を用いることで、『汚い。』という自動的に出てくる思考を引出します。そしてあえて過剰な消毒や何度も手洗いをしないという行動を我慢していきます。

 

『最後に』目標設定や思考の癖を行うために、カウンセラーは重要な役割を要する

 

認知行動療法は薬物療法と比べても同等の効果を発揮すると言われています。
強迫性障害の薬物療法を知りたい人はコチラの記事を参考にしてみてください。

しかし、それはあくまでも正しい方法で行うことができたときです。

  • 特にカウンセラーは大きな役割を発揮します。
    あなたの思考の癖を客観的に分析してくれる
  • まずあなたがやるべきことを順序立てて目標整理を手伝ってくれる

一人ではなく、一緒に専門家と作戦を練ったほうがよりうまく認知行動療法を実践することができるのです。

ABOUTこの記事をかいた人

kenji

ユニクロのウルトラライトダウンが極めて大好きな31歳。 赤色が好きですが、性格は極めて内向的です(笑 ブログの世界ではわりと自分の考えが表現できるので、みんなの役立つようなコンテンツ作成していきますのでよろしくお願いします!!