「どうしてあの人は手首を切っててしまうのか?」リストカットの原因とその5つの対処法とは

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どうも!メンタルへルス専門家のOGURI鈴木です!
リストカット(手首を切る)ということをしている人を見ると「どうしてあの人はリストカットをしてしまうのだろう?」と首をかしげることがありませんか?

ましてや大切な人がリストカットをしてしまっている場合、意地でもリストカットをやめさせたくなりますよね?

本記事ではリストカットの原因とその対処法をお伝えしていきます。

この記事を読むことで

どうしてあの人はリストカットをしてしまうのか?
どうすればリストカットをやめさせることができるのか?ということが具体的にイメージすることができるようになります。

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まずリストカットはどのような疾患の人が起こしやすいのか

まずリストカットはどのような疾患の人が起こしやすいのでしょうか?
結論としては境界性人格障害の人が起こしやすいと言われています。

境界性人格障害とは、人格そのものが未成熟な状態で、時には衝動的に動いてしまったり、極端な思考(白黒)思考などを持ちます。

鈴木
例えば境界性人格障害の場合は優しくしてくれる人は味方と考えたり、ちょっと文句を言ってきた人は「私の敵だ!」と極端な思考を持ってしまう人がおおいんだ!自分の身体を道具として考えていることもあり、簡単に自分を傷つけたり、人の気を引くための手段としてリストカットをしていることが多いんだ!

もし気になった人は境界性人格障害のチェックという項目という記事を書いていますのでぜひ参考にしてみてください。

自分の怒りや苦しみをリストカットすることで紛らわそうとしている

境界性人格障害の人は負の感情を処理することがめちゃくちゃ下手です。
特に怒りや苦しみを感じたときに上手く処理をすることができないわけです。

そんな時に手首を切ったりして苦しみや怒りの感情を紛らわそうとするのです。
リストカットを無理やりやめさせるとうまく感情のコントロールができず、壁に頭を打ち付けるなどの自傷行為をするかもしれません。

このように考えるとリストカットは本人の中で必要な行動であると考えることができますよね。

人の気を引くための手段として用いることがある

境界性パーソナリテイ障害の人は、常に誰かに依存をしてないといけない場合が多いです。なぜならば人格が未成熟だからです。

そのためにリストカットをすることで、相手の気を引きたいと考える人も中にはいます。確かにリストカットをすると血がばーっと出てびっくりしますからね。

 

リストカットをする人と原因と心理状態とは

境界性人格性障害の人はリストカットを起こしやすいと言いましたが、リストカットをする原因として大きく2つに分けることができます。それは

死ぬためにしているのか、死なないけど何か別の目的がありやっていると大きく2つに分けることができます。

死ぬためにやっている場合

本当に死ぬために手首を切ってしまうことがあります。特に境界性人格障害の人は考えが極端なひとが多いですから些細なことでも「死んでやる」と思い手首を切ることがあります。

例えば彼氏からメールがないとすると、普通の場合メールが来るまで少しは待ってみますよね。
しかし思考が極端な人は「私は見捨てられてしまった」とメールが来ないだけで考えてしまうのです。

そうすると「私なんて存在しなければいいんだ」と考えてリストカットを行おうとしてしまいます。

「そんなばかな!」と驚く人もいるかと思いますが、極端な思考を持っている場合、本当に行動に移してしまいます。もちろん手首を切るだけでなく睡眠薬を大量に飲んだり、時には屋上から飛び降りようとしたり極端な行動をとって、自殺を図ろうとするのです。

死なないが別の目的で手首を切っている

死なないけども違う目的でリストカットを行っている場合があります。
もちろん先ほど紹介した「人の気を引くためにおこなっている」ということも当てはまります。

①怒りや不安の感情を手首を切ることで和らげる

先ほども説明しましたが境界性人格障害に多いケースです。
怒りや苦しみの感情が出た場合、手首を切ることで気分を紛らわそうとするのです。

例えばイライラした時にゴミ箱をけったような経験はありませんか?手首を切ることも同様に感情に対する対処の行動であるといえます。

怒りの発散という意味もありますし、時には怒りや不安に耐えられないから「痛みに置き換えたい!」と考えることもあります。

②人の気を引く

手首を切れば血がドバーッと出ますから、周りは死ぬほど心配しますよね。「大丈夫ですか?」と考えるでしょう。

人の気を引くための行動としても用いられます。

③生きている実感を持つため

手首を切ることで「自分が自分であるという感覚を得ようとします」もし自分が自分でないような感覚を持っていたらすごく違和感を持ちますよね(離人症)といいます。

そのためあえてリストカットし、痛みや血が出ているのを感じることで「私はいきているんだ」という感覚を得るための手段として行っています。

④ストレス発散を迷惑かけないようにと考えている

例えばストレスを受けたとして、めちゃくちゃむしゃくしゃするとして、暴れまわって解消する人がいたとしてめちゃくちゃ迷惑ですよね。でも自分の手首を傷つけることは自分だけで誰にも迷惑がかからないと考える人がいます。ストレスを発散したい一方で「人に迷惑をかけてはいけない」と手首を切ってしまうのです。

リストカットは痛くないのかという問いかけ

「なるほどね。理由はわかりました。けどリストカットは痛くないんですか?」と見たことがある人はだれもが感じることですよね。

この場合も大きく2つに分けられており

1、痛い場合

2、痛みが少ない。もしくは痛くないの2通りに分けられます。

痛い場合はそれを求めていることが多い

リストカットが痛い場合は、痛いことを利用している場合が多いのです。
怒りや悲しみを自分の傷に置き換えることは痛みを感じることで自分の気分を紛らわそうとしているのです。

痛みを感じることで、自分の罪悪感を埋めようとしているのです。

痛みが感じる場合は痛みそのものを利用していると考えることができます。

痛くない場合

痛くない場合はどういう時でしょうか?これは、無我夢中な状態であると考えることができます。

痛みを感じない方もいます。なぜ痛みを感じないのかというのは分かっていません。「解離状態に似た状態になっているのではないか」とか、「自傷時にドーパミンが分泌されて痛みを感じにくくしているのではないか」などと言われていますが、詳細は不明です。しかしリストカットをしてしまう方の話を聞くと、確かに痛みをあまり感じていないようです。

せせらぎメンタルクリニックより引用

つまりリストカットすることで夢中で痛みを感じる暇がないと捉えることができます。

私たちは何かに集中すると我を忘れるような感覚になりますが、ヒステリーなどを起こしてしまうと我を忘れて手首を傷つけることそのものに全エネルギーを注いでしまうので、痛みを感じる暇がないのかもしれません。

もし大切な人がリストカットをしていてそれを止めたい場合にあなたがとるべき対応策とは

もしあなたの大切な人がリストカットをしているうえでそれを止める方法はないのでしょうか?以下に対応策を紹介していきます。

1,自分自身に影響を及ぼしていることを説明する

リストカットをしてしまう問題点そのものを相手に知ってもらう必要があります。
手を切れば切るほどその傷跡はどんどん残り、跡が大きくなっていきます。

そうすると傷跡が目立ってしまいとてもじゃないですが、外にオープンにはさらすことができなくなってしまいます。

もしリストカットを克服したとしても傷跡は残りますから「自分に自信が持てなくなってしまったり、自分の将来を狭くしたりしてしまう」という未来を提供してあげる必要があります

また、「本当はリストカットをしたくない」という気持ちは少なからず持っていて「またやってしまった」と後悔する人も少なくはありません。続けていくことで自分がどんどん嫌いになる可能性があることも伝えていく必要があります。

2,周りの人を巻き込んでいるということを伝える

特に「人に迷惑をかけたくない」という気持ちから手首を切っている人に対して有効な方法です。人を巻き込みたくないつもりでやっていても、それは時には傷跡や血の跡を見て周囲に気づかれてしまいます。

そしてもしあなたの大切な人が手首をきっていたとしたらめちゃくちゃ心配しますよね。自分だけで終わらせているつもりの行動が実は人を巻き込んでいるという事実を伝えてあげる必要があります。

特にあなたのことを心配しているというメッセージを伝えてあげるだけでも効果はあります。

3,ストレスに対する反応を我慢するように促す

これは認知行動療法の一種で、暴露反応療法と呼ばれることがあります。

例えば人が多い場面にさらされると、リストカットをしてしまうという反応がある場合は、暴露反応防止法においては

人の多い場所に出る(暴露)→リストカットをしてしまう(反応)と表現することができます。
つまり暴露反応防止法とは暴露から来る反応を我慢するようにする行動療法の一種です。

 

あえて人の多い所に出てみて、手首をきりたくなるという反応を我慢してみるということです。そうすることによって自然と怒りや不安が消えていくことを実感し成功体験を重ねていくのです。
暴露反応法については強迫性障害の認知行動療法で説明していますのでぜひ参考にしてみてください。

4,リストカットをしないと約束してもらう

簡単なように見えますが、約束を取り付けることで、こうどうそのものを防止することが可能になります。
大切な人であれば、人数が多いほど、それは行動を防止するための大きな防止力になります。

「もうしない」と約束を取り付けてみましょう。

5,ストレス対処法を別なものに置き換えてみる

ストレスを受けたときに手首を切るという自分を傷つけるような行動しかできない場合、一緒にストレスを発散する行動を考えてみましょう。

リストカットをやめたいという思いを持ちながらも時にはリストカットを繰り返し、自己嫌悪に陥ってしまっている人はいます。

 

そんな苦しんでいる大切な人の協力者という視点を持ちストレスを対処する方法を一緒に考えてみましょう。
例えば私はお酒を飲まないようにするために50個もの方法を用いています。

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最後に大事なことは相手を責めないこと

最後になりましたが、大切な人が手を尽くしているにも関わらずリストカットを繰り返しているとします。そんな時にしてほしくないことはは相手を責めるということです。

「どうしてそんなに簡単に手首をきることができるの?」と躍起になってしまうこともありますが。ここは一歩引いて見守りましょう。
大事なのはその場を責めるのではなく、次からはどうするべきかということです。

振り返りを行い、その行動を防ぐために何ができるのかということを一緒に振り返り、次の時間につなげていくようにしましょう。

長々とありがとうございました!

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ABOUTこの記事をかいた人

kenji

ユニクロのウルトラライトダウンが極めて大好きな31歳。 赤色が好きですが、性格は極めて内向的です(笑 ブログの世界ではわりと自分の考えが表現できるので、みんなの役立つようなコンテンツ作成していきますのでよろしくお願いします!!