「自分は存在する価値がない」と感じる微小妄想と家族の対処法とは

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どうも!メンタルへルス専門家のOGURI鈴木です!

この記事ではうつ病で症状をきたしやすい微小妄想のことを書いています。

 

※妄想とは、本来起こりえないようなことを確信している状態と言えます。ようは起こりようもない現象を信じ切っている状態と言えます。

 

「自分なんて存在しないほうがいいんだ」と、まるで神様が決めたかのように信じ切ってしまう人がいます。

このような人は大半はうつ病にかかっている可能性が高いのです。

「自分は必ず、重大な病気にかかっているに違いない」とあなたは感じたことはありませんか?

これも妄想の一種です。

特に健康診断を受けて、重大な病気を指定されたわけではないのに、自分は絶対に重大な病気にかかっていると信じ切ってしまうのです。

 

うつ病の人が特に持ちやすい妄想のことを微小妄想と定義しています。

本記事では、この3つの微小妄想のことについてお話をしようと思います。

1,心気妄想

2,罪業妄想

3,貧困妄想

もし、このような思考に「自分がすごくあてはまっているわ」と感じる場合は、心療内科を受診する必要があるかもしれません。

うつ病を改善するために扁桃体を鍛える方法についてはこちらを参考にしてみてください

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微小妄想の3つの種類とは

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では、実際に3つの種類の微小について詳しく説明していきます。

1,心気妄想

さまざまな検査を受けていて「異常がありません」と言われたにも関わらず、「自分は絶対に重大な病気にかかっているに違いない」と信じ切っている状態のことをさします。

 

うつ病などは、身体症状として、身体の凝りや倦怠感が強いですよね。

それに加えて「気分がしんどい」と心にも消耗感を覚えています。

 

それらが合わさり「自分はきっと重大な病気にかかっているに違いない」と悟ったかのように感じてしまいます。

 

数々の病院を受診することも

「自分は重大な状態だ」と感じるだけなら、一見問題ないのかもしれません(本人はものすごくしんどいでしょうが)

 

ただ、その思考が、行動に向いたときは周りの人を戸惑わせることになってしまいますね。

 

例えば心気妄想の人は、その事実を明らかにするために、いろんなクリニックや病院を受診して回ることになります。

 

一つの病院に行って「特に検査をしましたが、異常はありませんよ」と言われたとしても、「そんなことはないよ。それは間違っている」

と医者の言葉を信用することができないのですね。

 

するとあらゆる病院を受診して、重大な診断を導き出そうとします。

つまりドクターショッピングの状態になるのです

 

※ドクターショッピングとはあらゆる病院を受診してまわることを言います。ショッピングはあちこちの店を回ることが多いですよね。まるでショッピングをするかのようにあちこちといろんな病院を受診するのです。

 

2,罪業妄想

次は罪業妄想です。

これは簡単に言うと自分は重大な罪を犯しているに違いないと信じ込んでいる状態と言えます。

 

例えばあなたの奥さんが罪業妄想にかかっていることを想像してみてください。

 

主婦だとして、家事という十分な役割を果たしているかもしれませんが、仕事に行かず、お金を稼げていないという事実にフォーカスし

 

「自分はお金を稼ぐことなんてできていない。本当に罪な人間だ。生きている価値なんてないんだ」と本当は罪なんてないのに、重大なことをしているかのように、話してしまうのです。

 

当然家族であるあなたは「そんなことないよ」と声をかけるでしょう。

 

しかし、それで考え方を変えることができないから妄想なのですね。

「そんなことないよ。私罪な人間だから」と答えが返ってくることは間違いありません。

 

「こんだけ言っているのに」と心配して声をかけるあなたは知らず知らずのうちに疲れてしまうかもしれません。

 

3,貧困妄想

最後に貧困妄想です。

この言葉を聞くだけでおおよそ想像はできるかもしれません。

つまり、「お金がない」とか「自分は貧乏だ」と、信じこんでしまうことが貧困妄想と言えます。

 

私の患者さんの中に、貯金が数千万円あるにも関わらず「自分にはお金がない。将来が不安だ」と、自分は貧しいと訴え続けた人がいました。

 

通帳にも十分な蓄えがあることを説明しても「そんなことはない。自分はもう。老後は生きていけないんだ」と頭を抱えて、思考そのものを変えることはできないのです。

 

もしあなたが患者の家族であれば微小妄想にどう対応していけばよいのか

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自分を必要以上に低く見てしまう。小さな存在であると感じることが微小妄想であることを述べました。

自分自身

周りのこと

生活

など様々な面にまで縮小してしまうのですね。

気分の落ち込みが主訴となるうつ病にふさわしい妄想と言えるかもしれませんね。

そこで困るのが家族さんです。

 

「言ってもきかないことをどうして説得すればいいんだ。説得しようとすれば、怒り出すし、もはや打つ手がないじゃないか」と、最初は心配していたのに、次第に怒りが込み上げてくることも珍しくはないですよね。

 

そこで戸惑いがちな家族さんは患者さんにどのように接していけばよいでしょうか。

 

1,聞くだけにとどめる(説得をしない)

効果的な対応として聞くだけにとどめておくということです。

 

ついつい家族さんは心配するにあたり、「自分はどうしようもない存在だ」と信じている患者さんに対して全力で説得しようとしがちです。

しかし、妄想とは自分が信じ込んでいる状態です。

ようは思考を変えることはすごく困難で訂正不可能と言えるでしょう。

そんな中で説得をしてしまうと

「どうして私の言うことをしんじてくれないの!」と逆に反発を買ってしまうことの方が多いのです。

 

自分の信じていることを否定されたら嫌な気持ちになって反発することはよくわかりますよね。

 

かといって言うことそのままに同意をしてしまうこともいけません。

なぜなら「そうなんだやっぱり貧乏なんだ」とより自分の確信を患者さんは強めてしまうからです。

「じゃあどうすれば」と思うでしょう。

そこで聞くだけにとどめてみましょう。

肯定もせずに否定もしないということは妄想に対する効果的な対処法になります。

 

その代わり患者が感じている気持ちに共感してあげる

妄想に関して否定も肯定もしない代わりに、今その人が感じている気持ちに共感をしてあげましょう。

 

きっと微小妄想を抱いている人は悲しみや不安、焦りの気持ちがすごく強いでしょう。

それは、顔色や、態度などからあなたも容易に推測できるはずです。

そんな今感じている患者の気持ちに対して「すごくつらいね」と声をかけてあげてください。

 

そうすることで「少しは分かってもらえた」と安心感を持ってもらうことができます。

ボディランゲージを有効活用する

ついつい言葉だけのアプローチになりがちですが、もちろん体を使ってのアプローチもすごく有効です。

黙って手を握る

背中をさすってあげる

肩をとんとんと叩いてあげる

このようの身体にアプローチすることで

私はあなたのことを心配しているよというメッセージを残すことができます。

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まとめ

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うつ病特有の妄想として微小妄想がある

1,心気妄想・・・自分は命を病気にかかっている

2,罪業妄想・・・自分は罪を犯している

3,貧困妄想・・・自分は貧しい

これら3つを合わせて微小妄想と呼ぶ

 

もしあなたが家族ある場合

聞くだけにとどめる(否定も肯定もしない)

今感じている感情に共感してあげる

ボディランゲージを有効活用してあげる

 

あなたも、患者さんにも心穏やかに過ごしてほしいです。

最後までよんでいただきありがとうございました!

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ABOUTこの記事をかいた人

kenji

ユニクロのウルトラライトダウンが極めて大好きな31歳。 赤色が好きですが、性格は極めて内向的です(笑 ブログの世界ではわりと自分の考えが表現できるので、みんなの役立つようなコンテンツ作成していきますのでよろしくお願いします!!